こんにちは、イロタカです。
性を探求する場SEEXでHIVコミュニティセンターakta見学に行ってきました。
去年からaktaのボランティアに参加していたのですが、今回の見学でaktaの魅力にあらためて気づき、大興奮しました(笑


aktaとは
アジアでも最大といわれるゲイタウン新宿2丁目にある
HIV/エイズをはじめとしたセクシャルヘルスの情報センターです。
そして、どなたでもご利用いただけるオープンスペースです。
バーやクラブ、ショップなどの情報、セクシャリティの事やLGBTの情報、
メンタルヘルスやドラッグなど依存症の情報などもあります。
もちろんHIV/エイズの最新情報や検査の事、
またHIV陽性者やその周りの人たちの手記集に触れることもできます。



aktaに貼られているポスター(去年撮影)



ちょっと分かりづらい場所に位置するakta、行くと毎回いろんなリーフレットを手に入れることができます。今回はコンドームを使う100の方法が記載されている「the 100 ANSWERS」をゲット。
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コンドームをスムーズにつけることは男女間でも大事な話だよね


aktaはただ啓発センターとして施設を運用しているだけでなく、2丁目のバーにコンドームを配布するデリバリーボーイズという活動を通じて街とつながったり、センターを通じて得た知見を研究結果として公表しHIV研究に役立てています。
他にも性風俗店や教育機関といった官民を超えたハブとしての役割を担っており、男性間性行為※の当事者への包括的なアプローチを可能にしています。
(※同性愛者とは限らないためこのように記載。世にいうMSM(Man sex with Man)のこと)

前身団体、非営利団体Rainbow Ringが2001年から活動を開始していることから、17年も活動してきているakta。HIV/AIDSの歴史の重さと先人たちの積み重ねでこのようなセクシュアルヘルスの情報センターとなっているわけですが、異性愛者や女性にはなぜこのような取組がないのか、疑問に思います。
結果としてセクシャルヘルスについて言えば、男性間性行為の当事者たちの方が進んでいると言えるのではないでしょうか。

長期にわたって活動してきたaktaの過去には、助成金打ち切りによる存続の危機があり、現在は20代の来場者の減少といった長期継続団体ゆえの課題があるのも印象的でした。
これからのセクシュアルヘルスを考えるとき、日本の先行事例としてakta等のHIVコミュニティセンターから学ぶことは有意義だと思いました。

ommunity center akta
[開館時間] 16:00-22:00 [定休日] 火曜・水曜/年末年始
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301
TEL 03-3226-8998 FAX 03-6380-0575
http://akta.jp/




  


次回の性を探求する場SEEXは戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館wamです。マスコミをずっと賑わし、外交問題に影を落とす慰安婦問題。性の博物館を日本に作るうえで、避けては通れない性の問題だと思っています。
マスコミではなく、資料館を通じてイロタカと一緒に慰安婦問題について考えてみませんか。
資料館訪問後はおいしいお茶でも飲んで、のんびりしたいと思います。


性を探求する場SEEX 04
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」wam 見学
2/10(日) 13時-17時半
参加費:一般1,000円(入館料500円+参加費500円※)、学生500円(入館料のみ)
https://wam-peace.org/

資料館滞在は1時間半で、その後お茶の時間として1時間取ってあります。
参加希望者はご連絡ください。
※セックスミュージアム設立準備委員会の運営費とさせていただきます。