セックスミュージアムができるまで

セックスミュージアム設立準備委員会ブログ

セックスミュージアム設立準備委員会ブログ。
性の研究を社会に還元する博物館を通じて性の健康を享受する社会を目指しています。 Committee for Preparation of SEX MUSEUM JAPAN

カテゴリ: Asia

アジア・オセアニア性科学会のカンファレンスで必ず議論が沸騰した話題があります。

それはテストステロンに関するもの。

 

テストステロンは男性ホルモンの一種で、胎内での外性器形成、および思春期における二次性徴の発現を引き起こします。男性の場合、95%は睾丸から分泌されますが、女性も卵巣や副腎から男性の5-10%程度分泌されます。

私は今回、男性の性が気になったので、男性の更年期障害や機能不全の講演を聞きに行ったのですが、そこで万能の神のように語られたのがこのテストステロンです。
テストステロンを投与すれば更年期障害による毛の悩みも勃起不全も解消!筋肉もつくしやる気もみなぎって最高!という感じ。

結局どの発表を見ても大体テストステロンだったのですが、それゆえそれぞれにテストステロンに対する強い思いがあるようで、発表者が話している最中でもガンガン会場から質問、というか意見が飛んできます。そうして毎度議論が沸騰。発表者も意見するのもインド人男性で、インド英語がどんどん早口になっていきます(そしてついていけなくなる私)。

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後から日本人の参加者に聞いたところ、アジア地域というのは泌尿器科の医師の参加が多いらしく、男性の性機能関係の発表になると泌尿器科の男性医師が会場の前方に陣取るというのはよくある光景とのこと。

こんなに熱く男性ホルモンが語られていたのかと胸が熱くなるような、男性の中の女性ホルモンの方が私は気になるような、自分とは関係なかった世界に踏み込んだ不思議さを感じる経験でした。

第15回アジア・オセアニア性科学会テーマは「生活の質のためのセクシャルヘルス」“Sexual Health: For Quality Life”。研究内容の発表や交流会を通じて性について見識を深める、私にとっては夢のような3日間です。

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*発表内容*
ペニスの勃起力や女性が吹く潮についての分析といったものから、性暴力被害の影響、今回の開催国であるインドの性文化についてなど、学際的な性のアプローチがあり、どれもが面白い。私は医療関係者じゃないので、医療方面はさっぱり分からないのですが、辞書を引きながらなんとか話を追っかけていました。

最終日の3日目はだいぶバテていて、正直頭に入りませんでしたが笑、どれも面白かったです。



*発表以外のイベント*
初日の夜はインドの伝統音楽を楽しむディナー、2日目の夜はガラパーティがありました。
写真は2日目のガラパーティで披露されたインド舞踊の様子。カンファレンスに合わせた複数のテーマ(愛、児童虐待等)を扱う踊りが披露されました。
写真はトランスジェンダーがテーマの踊りで、トランスジェンダーのダンサー(ピンクのサリーを着た人)が他のダンサーからいじめられるも、最後は受け入れられるというストーリーになっています。
このトランスジェンダーのダンサーは当事者で、実体験を表現したそうで、受け入れられない悲しみと踊ることの楽しさが鑑賞者にダイレクトに伝わってきました(彼女は現在、コーチをやっているそうです)。

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*参加者のバランス*
参加国の7割はインド、1割は日本(17名)、1割はその他という印象でした。この国のバランスは開催国によるようで、物価の高さもありますが、ビザの取れにくさといった事情もあったようです(インドビザは取りづらく、比較的とりやすい日本でも5日間くらいかかりました)。

男女比率は6割男性、4割女性のように見えたのは、日本からは女性の参加者が多かったからかもしれません。実際は7:3くらいだと思います。目に見える身体障害者だと分かる人は不在で、年齢層は高めの印象でした・・・若者との出会いを期待してはなりません(←私のことです)。



次回はカンファレンスで印象に強く残った泌尿器科と勃起について軽く書きます。

インドで開催されたアジア・オセアニア性科学会のカンファレンス。そもそもどういうものか説明を失念しておりました。

アジア・オセアニア性科学会(Asia-Oceania Federation of Sexology; AOFS)とは、人間の性行為に関する諸問題を科学的に解明しようとする性科学の研究者や、性科学の分野で働く個人の属する団体、あるいは個人による会員組織で、世界性科学会(World Association for Sexology; WAS)の地域拠点になります。

簡単に言ってしまうと、アジア・オセアニアのセックスの学会です。


主な目的は次のとおり。
•アジアおよびオセアニア地域において性的健康および性機能不全の管理に関する知識の交換を促進する。
•アジアおよびオセアニア地域において臨床実践における最高水準の倫理基準を確立し支援する
•アジアおよびオセアニア地域で性交渉に従事する専門家のための協力的な支援ネットワークを構築する。
•2年ごとの会議を通して、地域の性機能学者に継続的な教育を提供する。(性の健康世界学会と交互に開催されています

Asia-Oceania Federation of Sexology


第15回目のカンファレンス、今回のテーマは「生活の質のためのセクシャルヘルス」“Sexual Health: For Quality Life”で、医療関係者や社会学などの文系を含めた大学関係者、性教育関係者等がそれぞれ発表したり、交流をしました。めちゃくちゃ楽しかったですよ!!

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第15回の様子は次回!

インドで開催されたアジア・オセアニア性科学会、および観光ツアーより帰国しました。

スケジュールがきつきつで、更にwi-fiも用意していなかったのでリアルタイム更新はできませんでしたが、明日から随時更新していきたいと思います。

乞うご期待!

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アジア・オセアニア性科学会のカンファレンス参加のため、インドに向かっております。
初インドがまさかカンファレンスになるとは夢にも思っていませんでした…バックパックで行くイメージです、インド。

今はちょうどクアラルンプール空港でトランジット待ちです。こちらも初、マレーシア。空港からは出ないけど。


医療関係者の多いカンファレンス、文系会社員の私は正直話についていけるのか、英語大丈夫なのか不安ですが、インドまで行ったぜ!という自信をつけてこようと思います笑

というのもカンファレンスと、観光がメインではありますが、私が一番気になっているのはインドにかつてあったセックスミュージアム、The Antarang - Sexual Health Information Art Galleryのその後を知ることです。
記事によると、the Acworth Municipal Hospital for Leprosy in Wadalaに展示品を移した後、そのまま移転計画が立ち消えています。

多分今回のカンファレンスに関係者も来場しているんじゃないかと思っているので、もし見つけたら展示品は展示されているのか、展示の予定はあるのか聞いて、もししまったままなら見させていただいたうえで譲り受けられないか聞くつもりです。
(メールで事前に聞いてないのは、ウェブサイトの見方が分からなかったからです、ヒンドゥー語〜)


ということで、誰か無事繋がりますように!

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